第26話 盛岡たかまつ手づくり映画祭

最後に、この映画が生まれるきっかけとなった盛岡たかまつ手づくり映画祭についてご紹介します。

この映画祭は、高松の池の入り口にあるカフェ・カムオンに集まる映画好き(お酒好き)の皆さんが映画の街・盛岡を盛り上げようと始めた自主制作映画の上映会です。

ある宴席で、後に同映画祭の実行委員長となる小田中さんが学生時代に作ったた8ミリ映画を鑑賞したところ、皆が感激して「自分たちも映画を作ろう!」と映画祭を立ち上げました。
(上映会場は映画祭の発祥となったカフェ・カムオン:麗しき美人母娘3人が切り盛りする高松の人気カフェです!料理も美味しい!!)

「映画を作って、皆に見てもらいたい!」という人なら誰でも参加できる映画祭ですが、ひとつだけ条件があります。
それは高松の池を映画の中に登場させること。
高松の池を舞台にすることはもちろん、そうでなくとも、最低1カットだけでもいいので、高松の池を写すことが前提となります。

この点が極めてユニークで独創的だと思います。
(今年からはなんと他の場所で撮っても、本人が高松の池だと言い張れば条件クリアになるそうです。また、実写ではなくアニメやCG、絵などで高松の池を表現してもO.Kだとか)

このように盛岡たかまつ手づくり映画祭は、地元の人たちが地元を舞台にして地元の人たちへ作品を届ける、いわば世界で唯一の「地産地消の映画祭」なのです。

2014年から始まったこの映画祭は、その独創的な発想とバラエティに富んだ作品群と共に大きな話題を集め、盛岡市主催のもりおか映画祭でも毎年招待上映されています。

昨年、私は大学時代からの友人である小田中実行委員長からお誘いを受け、同映画祭に向けた高松の池のドキュメンタリー映画を製作することになりました。

初めにお誘いの声をかけていただいた時は、盛岡にゆかりの無い私が参加していいものかとちょっと迷いましたが、以前からこの映画祭のコンセプトに大いに共感していたので、「やります!」という言葉が自然に口をついて出ていました。

「無名碑 MONUMENT」の製作にあたっては、映画祭のスタッフの皆さんに多大なご協力をいただきました。
また、カフェ・カムオンを拠点に上映宣伝活動にもたいへん力を尽くしていただいています。

この映画は、実行委員会の皆さんのお力添えなくして存在しえませんでした。
本当に感謝しています。

盛岡たかまつ手づくり映画祭から生まれた「無名碑 MONUMENT」はいよい明後日、アートフォーラムで公開となります。
皆さまの宣伝活動のおかげで、当初の予定よりも上映回数を増やして公開されることになりました。

この映画を撮っていた1年前には想像も出来なかったことが、現実のものとなります。
あらためて皆さまに御礼申し上げます。
ありがとうございます。

そして、盛岡たかまつ手づくり映画祭では今年も作品を募集しています。
映画を作ってみたい!映画作りに興味がある!という方はぜひご参加下さい!

詳しい情報や募集要項はホームページから!
http://takamatsu-eiga.com/

第25話 早朝出会ったおじいさん
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